中国民族音楽: 高山流水 by 古筝 |
品詞は中国語で词类(cílèi)といいます。中国語の文法を学習する前の基本として品詞について知っておく必要があります。特に中国語では1つの単語が複数の品詞を持つものが多いため、品詞の性質を理解しておかないと学習の最に混乱してしまう可能性があります。ここでは、基本的な品詞について紹介します。
名詞。主に人、物、事柄などのことをいいますが、中国語では今日(今天)、明日(明天)、来年(明年)や、後ろ(后面)、前(前面)、中(里)なども名詞として扱われているので注意しましょう。
(例)汽车(車),学生(生徒),水果(くだもの),明天(あした),后面(後ろ側)
動詞。事物の動作・作用・状態・存在などを表す語で、基本的に「~だ」「~です」で終ることができるものを言います。
(例)吃(食べる),想(考える、思う),考虑(考慮する)
中国語では一般的な動詞のほかに「離合動詞(りごうどうし)」という、本来は動詞と目的語が別々だったものが1つになってできた動詞があります。
(例)回家(家に帰る),离婚(離婚する),做梦(夢を見る)
離合動詞は、数詞、量詞、数量詞を使う場合、セットになっていた動詞と目的語が離れて、その間に数詞、量詞、数量詞が置かれます。
(例)我做了一个梦。 (私は夢を見た。)
離合動詞は1文字の動詞と1文字の名詞の計2文字で構成されていますが、2文字の動詞がすべて離合動詞とは限りません。
形容詞。事物の性質や状態などを表す語で、日本語の形容詞の場合は、「~い」「~である」で終ることができますが、中国語の場合は必ずしもそうではありません。
(例)漂亮(美しい),帅(かっこいい),贵(たかい),便宜(安い)
副詞。事物の性質や状態などを表す語。形容詞や動詞の前に置かれ、その形容詞や動詞を修飾します。
(例)我突然想起来了。 (わたしは突然思いだした。)
数詞。数を表す語。
(例) 一,二,三,…,九,零
接続詞。文と文、節と節、句と句、語と語など文の構成要素をつなぎます。
(例)我先去邮局寄包裹,然后去医院。(私はさきに郵便局で荷物をだしてから、病院に行きます。)
「人称代詞」「指示代詞」「疑問代詞」の3種類があります。
(例)我(わたし),他(彼),她(彼女),我们(私達),他们(彼ら),她们(彼女ら) …人称代詞
(例)这(これ),那(あれ、それ),这儿(ここ),那儿(そこ、あそこ) … 指示代詞
(例)谁(だれ),什么(なに),怎么(どのよう) … 疑問代詞
量詞。日本語の助数詞にあたり、「数詞+量詞+名詞」であらわします。
(例)四口人(四人),两条裤子(二着のズボン),一把雨伞(一本の傘)
動量詞。動作の回数をあらわす量詞のことをいいます。
(例)一次(yī cì 一回),一遍(yī biàn 一通り),一趟(yī tàng 1往復)
英語の前置詞にあたる語。「介詞+目的語」の形で構成され、動詞より前側におきます。
(例)我从日本来的。 (わたしは)日本から着ました。
擬声語。「わんわん」、「ゴロゴロ」など物の音や動物の鳴き声などを表す語。
(例)呼呼(hūhū 風の音), 汪汪(wāngwāng 犬の鳴き声), 哇哇(wāwā 人の鳴き声)
感嘆詞、間投詞のこと。感動、応答、呼び掛けを表す語。
(例)「啊(a)」,「哎(āi)」,「哼(hēng)」,「嗯(ng)」,「哦(ò,ó)」 ,「哟(yō)」
「呀(yā)」,「喂(wèi)」
「構造助詞」「動態助詞(アスペクト助詞)」「語気助詞」に分類される。
(例)「的」「地」… 構造助詞
(例)「了」「着」 … 動態助詞(アスペクト助詞)
(例)「了」「呢」 … 語気助詞
「~できる」「~したい」「~すべきだ」をあらわす語。
(例)「能」「会」「可以」「要」
新HSKの単語(4,5,6級) | ||
---|---|---|
新HSK4,5,6級単語をレベルごとでエクセルファイルに纏めました。 梓文社-中国語教室のサポート体制の一環として無料で提供します。 |
中国語検定の単語(3,4級) | ||
---|---|---|
中国語検定3級、4級の単語をレベルごとでエクセルファイルに纏めました。 梓文社-中国語教室のサポート体制の一環として無料で提供します。 |